主催研修会

【終了】教育相談スキルアップ講座 「資源調整アプローチ」 (3回連続)

「資源(リソース)」はソーシャルワークや心理学で用いられる概念です。

「資源調整アプローチ(リソース・コーディネーション・アプローチ)」はその概念を体系化したもので,当法人が提唱するオリジナルの方法論です。子どもをとりまく資源の状態を分析しそのバランス回復を図ることで,不登校などの課題の改善を目指します。非常に理解しやすく実践的で,特に「教師が学校という場で子どもの援助を行う」際に効果を発揮することが期待できます。  *資源調整アプローチ の詳細な説明はこちら

資源調整アプローチの特徴 ■ 初心者でも理解しやすく実践的です。 ■ 様々な応用が可能です。 ■ 支援者の負担減が図れます。

2018kouza.png *ご案内のリーフレットはこちら(pdfファイル)からダウンロードできます。

プログラム

第1回「資源調整アプローチの概要」 6月10日(日)9:45~11:45

資源調整アプローチの概要と現代の課題,バランス回復の方法について考えます。(※単独受講可)

第2回 「資源と家族」 7月8日(日)9:45~11:45

家族内において資源がどのように使われ,子どもの課題として現れるかについて考察します。 (※単独受講可)

第3回「事例検討」 8月11日(土)9:45~11:45

事例を通して理解を深めると同時に校内で行う事例検討の方法を習得します。(※第1回と第2回の受講者のみ受講可)

講師

豊永 法教(亨輔) 

NPO法人教育支援ネットワークとらすと代表理事 プロフィールはこちら

アウトライン

会場

熊本市男女共同参画センターはあもにい 研修室C。(熊本市中央区黒髪3丁目3番10号)

対象および人数

教育に携わっておられる方。各回とも20名程度。

参加方法

3回連続の内容です。できるだけ3回とも受講してください。

第1回,第2回は単独での受講もできます。第3回の受講は,第1回と第2回を受講されていることが条件です。

受講料

1回5,000円(3回15,000円)。都合により参加されなかった場合には返金します。

お申込み

参加お申込みフォームより必要事項を入力・送信してください。後日受講料の振込先(ゆうちょ銀行)をお知らせします。

※振込手数料は各自ご負担ください。申込み多数の場合には先着順とさせていただきます。

締切:6月8日(金)

→ ★主催研修会参加お申込みフォームはこちらです。   

 

資源調整アプローチ(リソース・コーディネーション・アプローチ) とは

人が持つ「資源」とは「能力」と「時間」を意味します。仕事・家事・子育てなど,社会的な活動はすべて資源を使って行われます。子どもが健全に発達するためには,次のような要素が必要です。「親子での落ち着いた交流」「祖父母・きょうだい・学校の友達や先生・地域社会の人々など多様な人との交流」「自然との触れ合いなど知的発達や情緒的発達を促す環境」などです。これらがすべて子どもの発達を促す資源として機能します。
子どもが不登校などの課題を抱えている場合,子どもに与えられるべき資源が不足していることが原因ととらえることができます。「資源調整アプローチ」は,子どもをとりまく資源の状態を分析し,そのバランスを回復させることで状態改善を図るものです。
この方法論においては,子どもをとりまく家庭や学校といった様々な資源を活用することが効果的であると考えられます。教師は学校においてそのためのキーパーソンとして機能することが最も期待される立場にあります。同時に個々の支援者にかかる負担を軽減することができます。資源調整アプローチのもつこれらの特徴は,近年文部科学省が提言している「チーム学校」という理念とも合致するものです。