活動の記録

【講師派遣】2023年8月1日 熊本県公立学校教頭会・新任教頭研修会「不登校の解法~援助資源マップを活用しチーム学校で取り組む~」

テーマ : 「不登校の解法~援助資源マップを活用しチーム学校で取り組む~」

講   師 : 豊永法教

場 所 : 熊本城ホール(メインホール)

内   容 : ①状態のアセスメント(30分) ②背景のアセスメント(50分) ③援助プラン(35分) ④援助資源マップを使ったケース会議(5分) ⑤質疑(15分)

不登校対応について「①登校刺激をどう考えるのか」「②援助資源マップを使った背景の分析と援助プラン作成」の大きく2つについて説明しました。②については架空事例を使い実際に援助資源マップへ書き込みをしていただいて、分析→援助プランの作成に取り組んでいただきました。個人→グループ→全体 と言う形で意見の共有を行うことができました。

昨年度に引き続き2回目になります。昨年度は講話の時間が実質90分程度でしたが、今年度は約120分いただくことができました。演習にも時間をかけじっくり取り組んでいただくことができたと思います。

熊本城ホールのメインホールという広い会場で、100名を超える参加者でしたが、さすがに当事者意識の高い方ばかりで、非常に熱心に参加いただけたと感じています。

 

【受講された先生方の感想(一部抜粋)】

・不登校対策の具体的方策を学ぶことができました。今後の取り組みが一気に変わると思います。感謝です。

・具体的事例をもとに援助資源を使って考察することで、課題が焦点化され援助プランがスムーズに立てられることが理解できた。

・これまでの実践をもとにした、理解しやすい内容であった。援助支援マップはぜひ活用したい。

・現場に即した内容でとてもよかったと思います。

・不登校についての対応の仕方をワークショップ形式で学ぶことができ、得るものが多かった。

・援助支援マップはとても有効な手段でわかりやすかったです。煮詰まってしまったり現状報告で終わるケース会議を打破することができると思いました。本校でも取り入れたいです。

・資源を活用することで、根拠に基づいた援助を自信を持ってできることが分かった。各専門分野を生かすことで、学校、SC、SSW等の関係機関が協力するよさを改めて感じた。

・不登校児童生徒への対応は、どの学校でも求められているため、本日の講義は大変勉強になりました。これまで、ケース会議の有用性があまり感じられなかったのですが、ご指導いただきた手順に沿って行えば、事態が少しずつでも動いていくように思えました。

・素晴らしかったです。不登校の課題を気持ちで解決しようとしていた自分がいたが、分析的にシートを活用することで、具体的かつチームで分担して取り組むことができる。とても勉強になりました。